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わせだマンのよりみち日記

2019.01.08

アートで街中が笑顔になる! 佐賀県多久市のウォールアートプロジェクト。

佐賀県多久市の中心市街地には、大きなウォールアート(壁画、シャッターアート)があちこちに点在しています。実は、プロジェクト事務局が「大きなスペースで制作したい全国のアーティスト」と「壁やシャッターを提供してくれる市内の家主さん」を同時に募集することで実現したもの。両者のマッチングによって、新たな作品たちが誕生し続けているわけです。

現地を、訪れたのは日没近い時間帯。とにかく「日が暮れないうちに…」と、駆け足で写真を撮ってきました。


こちらは、中国出身で現在は福岡を中心に活躍するアーティストの作品。パワフルで、カラフルで、印象に残りますね!

続いては、居酒屋和醸良酒「とりごえ」の正面入り口です。上部に描かれた横長の絵画にご注目を。季節感たっぷりの花や動物などが描かれたやさしい雰囲気の作品です。


こちらは、「高橋時計店」のオーナーさんが作家リストから「Sin Kanako」さんを指名してできた作品だそうです。3人のお孫さんをお持ちというオーナーのお話からインスピレーションを得て制作された作品とか。お店だけでなく、通り自体も明るいムードになるのがこのプロジェクトの魅力のひとつです。


掛林本舗(岸川まんじゅう)の壁には、なんともほのぼのとした作品が…これは思わず笑顔になりますね。ちなみに、ここを撮影している時、通りかかった方々に「こんにちは」と笑顔で声をかけていただきました。優しい人がたくさんお住まいの街なんですね。

「吉田輪業」という自転車屋さんには、福岡で人気の作家「Cigarette Burns」さんの作品が。自転車と音楽をモチーフに、元気いっぱいの作品に仕上がっています。

「カクテルハウスかつらや」には、「Gravityfree」さんの作品。今にも壁から飛び出してきそうなミュージシャンが描かれています。生命感たっぷりですね。

このほかにも、たくさんの作品に出会えます。まさに、街がまるごと美術館ですね。途中、すれ違った住民の方々が皆さん笑顔で挨拶してきてくださったように、街の中の空気自体も穏やかに感じるのは、きっとアートのチカラも貢献しているに違いない。そう感じずにはいられない訪問となりました。

 

多久市ウォールアートプロジェクト http://www.wallart-project.com/