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わせだマンのよりみち日記

2006.06.23

昼食場所発見の裏技

出張で楽しみでもあり、悩みのタネでもあるのが、昼食です(結構、昼飯ネタ多いですよね、このコーナー)。今回は、「旅先における昼食場所の法則」を発見いたしましたので、まだ仮説ではありますが、この場をお借りして発表させていただきましょう。

その日は、北陸の観光地をレンタカーで回っていました。歴史と伝統の町だからでしょうか、おなじみのファミリーレストランの看板が、なかなか見当たりません。気の利いた日本料理店風のお店はたくさんありましたが、財布が許してくれるはずもなく。

同行のUさんと左右を分担して、路肩をガン見しながら走行していると、おばちゃんが大きく手招きしている店が。魅入られたようにクルマを入れると、駐車場には大型観光バスが数台・・・やっとピンと来ました。お土産屋さんだったんですね。

中に入ると、饅頭や漬物、その他の名産品がズラリ。威勢のいいおばちゃんたちが手当たり次第、観光客に声をかけています。と言うか、ココは飯食うところないの? 思い切って尋ねてみると、2階にあるとのこと。

喜び勇んで会談を駆け上がると、「懐石」「2300円~」との表示が・・・。観光なら「ま、いっか」で済むかも知れませんが、こっちはあくまで仕事中のリーマンなわけですよ。コンビニ探しておにぎりでも買うか、そうするか、と意気消沈して階段を降りました。

その瞬間です。みやげ物の山に隠れるように、ひっそりとクチを開ける通路を発見。従業員用トイレかな? 怒られるかな? と、ピラミッド探検隊のごとくビクビクしながら奥に進むと・・・「カレー600円」「うどん700円」という札が! ドアを開けると、運転手さん+バスガイドさんと思しきカップル(?)が2組ほど・・・ビンゴ!

幼いころ、遠足で抱いた疑問が解けました。「運転手さんやガイドさんは、どうして僕たちと一緒にご飯を食べないんだろう?」。永きにわたる謎だったのですが、なんのことはない、秘密の食堂があったんですね。

要するに「まかない」のようなものであると、私は考えます。観光客向けのメニューばかり食べてたら飽きるし、何より金銭的な負担が大きい。よって、観光業に従事する方々のための食事場所は、確実に存在しなければならない。うどんを食べながら、そう結論づけた次第です。

この仮説が正しければ、観光バス用の駐車場がある館の周りには、きっとリーズナブルな食堂があるはず。出張の折りには必ず探して、リストとマップによる詳細資料を作成した上で社内会議を提案、自説を大々的に発表しようと考える今日この頃です。

ちなみに、出張は「成功」でした。

Written by T.S