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わせだマンのよりみち日記

2007.08.03

Suicaの謎・・・

私は通勤でJRに乗るので、定期券をSuicaにしています。

Kioskや最近増えてきた駅ナカのお店での買い物にもよく使っていますが、小銭を持ち歩かなくていいので非常に便利です。そんな便利なSuicaですが、先日出張のときにちょっとまぬけな事態になってしまいました・・・。

その日はこの春から担当することになった仕事の打合せで、新幹線で関西に出張でした。朝、最寄の駅からいつも通りにSuicaの定期で東京駅にいき、そして新幹線の乗車券で新幹線ホームへ。思えばここがポイントでした・・・。

新幹線で京都まで行き、在来線に乗り換えて目的の駅に到着、そしてバスで訪問先へ。ここまでは予定通りで問題なしです。仕事の打合せも、予定以上に時間がかかってしまったのものの無事に終了。あとは来た時と逆に乗り継いで帰るだけと思ったら、打合せが長引いてしまったために、帰りのバスがありません。タクシーかなあと思っていると、お客様から「車で最寄り駅(来た時とは別の駅)に送っていきますよ」との嬉しい一言。恐縮しつつも、お言葉に甘えて駅まで送っていただきました。

駅に到着して時刻表を見ると、電車まで時間があったので、帰りの新幹線の指定席予約を済ませてしまうことにしました。窓口の駅員さんは若い人だったのですが、不慣れな手つきでなかなか手続きが終わりません。いい加減間に合わなくなる!と思っていると、ようやく手続きが終わり、チケットを受け取ってすぐに改札へダッシュ。

するとここで思わぬ出来事が発生です。

来た時とは別の駅だったので、用意していた乗車券でなくSuicaで自動改札を通過しようとしたのですが・・・、「ピンポーン」という音と共になぜか扉が閉まります。電車がすでに来ているようなのであせっていると、「これを見せてあとで手続きしてください」と駅員さんが乗車証明書を渡してくれて改札を開けてくれました。

何とか電車には間に合ったものの、なぜSuicaが使えなかったのか不思議に思っていていろいろ考えていると、思い当たることが・・・。行きの新幹線への乗り換えでSuicaを何も処理していなかったのです。東京駅構内の新幹線乗り換え口は新幹線の切符があれば通れるので、Suicaは家の最寄り駅で入ったきりになっていたのでした。

何はともあれ京都駅に到着したので、新幹線に乗り換えです。お土産や弁当を買って、時計を見ると発車時刻まで少しだけ時間があります。 Suicaの手続きをしておこうと思い、新幹線改札口の駅員さんに事情を話して精算をお願いすると、つれなく「新幹線はSuica関係ないので、在来線の改札まで行ってください。」とのこと。

さすがに在来線改札まで行って手続きする時間はなく、「東京で精算でも大丈夫ですか?」と聞くと、「大丈夫です」といわれたので、そのまま新幹線で東京へ帰路につきました。そして東京駅でも電車の乗り換え時刻がなかったので、「Suicaの手続きしないと」と思いつつも、何もせず帰りの電車に飛び乗ってしまいました。

結局、最寄り駅で降りる際になってようやく、駅員さんにこれまでの経緯を話してSuicaの手続きと精算をお願いしました。京都近郊の乗車賃を最寄り駅で精算するのも変な気分だなあ、と思っていると、駅員さんが「じゃあ1万4千円になります」と言うではないですか!予期せぬ答えに一瞬放心状態になってしまいました。

そうなんです。この駅員さん、律儀に乗車駅から地元駅までのトータル運賃を調べてくれたみたいで。我にかえって、新幹線乗車以降分はちゃんと払ってることを再度説明して、乗車駅から京都までの運賃で済みましたが、便利なSuicaも乗り換えの手続きで見落とすと、大変なことになるなあと感じた一日でした。

 Written by N