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2020.12.10

ミュージアム展示ガイド『ポケット学芸員』が 2施設目以降も無料でご利用いただけるようになりました

ミュージアム展示ガイドアプリ『ポケット学芸員』(開発元:早稲田システム開発株式会社(東京都新宿区))では、これまで1ユーザ(1データベース)につき1施設が原則となっていた展示ガイドサービスを、2施設目以降も無料でご利用いただけるサービスを開始しましたので、お知らせいたします。


ポケット学芸員は、全国で350館(機関)の導入実績を誇るミュージアム向けクラウド型収蔵品管理システム『 I.B.MUSEUM SaaS 』の一機能として、2016年春にサービスを開始しました。以降、同アプリを利用して館内の展示ガイドサービスを実施する館は順調に増加を続け、現在では全国で80館を突破しています。

令和2年12月1日より開始した「2施設目以降無料サービス」は、新型コロナウイルス感染拡大を背景とした展示ガイド導入館の増加に伴い、分館を持つ博物館などを中心とする急速な需要増に対応するものです。

※令和2年12月1日現在

2施設目以降無料サービス実施の背景

ポケット学芸員は、複数のミュージアムが相乗りするスマートフォン向けの展示ガイドアプリです。クラウド型収蔵品管理システムであるI.B.MUSEUM SaaS の機能の一部として実装されたもので、システムの利用をご契約中であれば追加費用なくご導入いただけます。

最大の特徴は、テキストや音声ファイル、画像データなど、システムのデータベースに登録されている【展示資料の関連情報を、そのまま館内ガイドのコンテンツに流用できる】ことです。日々の学芸業務の中で蓄積されるデータを原稿にできるため、最短距離で展示ガイドサービスを立ち上げることが可能となります。ただし、館固有のデータベースから直接配信する形となるため、【ひとつのデータベースにつき、ひとつの展示ガイド】という運用が原則となっていました。

ところが、I.B.MUSEUM SaaS の活用法の多様化が進んでいることに加え、新型コロナ禍の影響で対面・口頭の展示案内や情報端末の貸し出しといった館内サービスが軒並み休止に追い込まれていることから、代替策となる「非接触型の来館者サービス」が急務となりました。こうした背景のもとで需要が急増し、【分館など複数の施設で展示ガイドサービスを実施したい】というニーズが高まったことから、2施設目以降も展示ガイドを無料で配信できるサービスを開始した次第です。

ポケット学芸員の仕組みと複数施設で展示ガイドが必要な場合の対処

ポケット学芸員の【ひとつのデータベースにつき、ひとつの展示ガイド】という前提は、図❶のようなイメージとなります。複数ユーザの相乗り型アプリですので、ミュージアム各館はそれぞれひとつの「コーナー」、あるいは「章」のような位置づけとなっており、アプリの利用者は目次のような一覧画面から情報を見たい施設を選びます。

ひとつのデータベースに登録されているデータを「ひとつの施設の情報」としてアプリへと配信するため、本館と分館のように複数施設の資料(展示物)として分けたい場合は、アプリ側では別施設として扱うことができません。どうしても複数の施設で使用したい場合は、図❷のように施設名称を「本館/分館」のようにひとつにまとめて表示し、展示室内に掲出するガイド番号を「1番から100番までは本館の案内用、101番以降は分館の案内用」と分けるといった運用が必要でした。

導入館急増で浮上した複数施設で展示ガイド実施の際の課題点

ポケット学芸員では、ご導入館が大きく増えて利用可能な施設の一覧が見づらくなってきたことから、現在地から近い施設を選択できる機能を追加しました。アプリユーザからは「とても便利になった」との声をいただいておりますが、ひとつ問題が生じました。図❷を例に取ると、史跡公園はアプリ上では「博物館と同じ施設」ですので隣接していれば問題ありませんが、距離が離れている場合、「史跡公園の近くにいるはずなのに地域のリストに表示されない」ということが起こり得るわけです。

ポケット学芸員の「弱点」を解決!2施設目のための専用DBを無償提供

こうした問題を解決するために、ポケット学芸員を利用した情報配信専用として【サブのデータベース】を無償で提供することになりました。メインのデータベースから分離した形で運用することで、図❸のように博物館と史跡公園をアプリ内でも完全に独立した別施設と扱えます。

ただし、ポケット学芸員の特徴である【展示資料の関連情報を、そのまま館内ガイドのコンテンツに流用できる】という作業フローは、メインのデータベースのみとなります。サブのデータベースは、あくまでもポケット学芸員専用となるため、展示ガイド用のデータは改めて登録する必要があります。つまり、図❸の通り【ひとつのデータベースに対し、ひとつの展示ガイド】という前提は変わりませんので、この点はどうぞご留意ください。

今回のポケット学芸員「2施設目以降無料サービス」は、いつでもご利用いただけます。ただし、I.B.MUSEUM SaaS のサポートページから申込書をダウンロードし、必要事項にご記入の上、ご提出いただくことになります。と言ってもさほど複雑な手続きではありませんので、まずは弊社担当までお気軽にご連絡ください。


【お問い合わせ窓口】

早稲田システム開発株式会社

TEL:03-6457-8585

Email:sales@waseda.co.jp

【Webお問い合わせフォーム】

http://www.waseda.co.jp/contact

※ミュージアム展示ガイドアプリ『ポケット学芸員』は、 クラウド型収蔵品管理システム『 I.B.MUSEUM SaaS 』の機能の一部です。導入には、システム利用のご契約が必要となります。


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