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2021.09.10

導入400館・特別編集レポート 博物館クラウド10年 ミュージアムITの現在地 発行のお知らせ

弊社関連会社である株式会社ミュージアムメディア研究所(東京都新宿区、代表取締役:内田剛史)では、このたび『博物館クラウド10年 ミュージアムITの現在地』と題した独自編集冊子を発行いたしましたので、お知らせいたします。

 

東日本大震災の被害が大きく翌春に延期となった岩手県・宮城県・福島県の3県を除き、60年近く続いた日本の地上アナログテレビ放送が停波したのは2011年7月のことでした。正式に「地デジ」へと移行してから今夏で満10年を迎えたわけですが、この前後はタブレットPCの登場やクラウドサービスの本格化が加速していた時期でもあり、震災の爪痕とともに「新時代」を迎えることとなりました。

弊社が前年秋に発表した『I.B.MUSEUM SaaS』が最初のユーザを正式にお迎えしたのも、この年のはじめでした。すでに事実上の業界標準と言える300館以上もの導入実績を築いていた収蔵品管理システム『I.B.MUSEUM』シリーズのクラウド版で博物館界では極めて難しいと目されていた「管理項目の共有」を実現。I.B.MUSEUMも含め、少なくとも数百万円規模のカスタマイズ予算が必要とされた当時のミュージアム向けシステムの常識を打破し、月額3万円の利用料のみで今すぐ導入できる低コストな「博物館クラウド」が実現しました。

リリースから順調に増え続けてきたユーザ館は、10年と少しを経過した本年6月末時点で、ちょうど400館に到達。2016年の春、システム機能の一部としてリリースした音声ガイドアプリ『ポケット学芸員』の利用館も100館に達するなど、現在も順調に成長を続けております。そこで、博物館クラウドの歩みを振り返りながら、今般のコロナ禍の中で加速するミュージアムのIT活用の最新事例をレポートする2部構成のオリジナル冊子を制作。主に館個別の取り組みにスポットを当て、I.B.MUSEUM SaaS及びポケット学芸員の内外にわたる学芸現場の工夫を追った独自取材記事のほか、別媒体などで反響をいただいた再録記事などを多数収録しました。

ウィズコロナ/アフターコロナ時代のIT活用の参考になりそうなヒントも満載の特別編集冊子。本書が博物館及び関連施設・機関の皆様に、少しでもお役に立てば幸いです。

【冊子概要】

▼ タイトル
導入400館・特別編集レポート
博物館クラウド10年 ミュージアムITの現在地

▼ 体裁・判型
A4 モノクロ

▼ ページ数
86ページ

▼ 発行日
令和3年9月10日

▼ 内容
■第1部 ミュージアムITの現在地 ●ミュージアムとデジタルツール〜先端技術から身近なサービスまで ●コロナ禍の利用者サービス 活路になるか、「オンラインツアー」(ちひろ美術館/彦根城博物館/博物館明治村) ●デジタルアーカイブケーススタディ 資料情報の効果的な発信(北海道東川町=東川町文化財デジタルアーカイブ/東京都練馬区=練馬わがまち資料館/石川県西田幾多郎記念哲学館=西田幾多郎ノート類デジタルアーカイブ/大阪市立東洋陶磁美術館=収蔵品画像オープンデータ/中京大学スポーツミュージアム=収蔵資料検索/國學院大學研究開発推進機構=國學院大學デジタルミュージアム)
■第2部 博物館クラウドの10年 ●「博物館クラウド」10年 共有思想はミュージアムにどこまで浸透したか ●急速に普及する「ポケット学芸員」 導入館の採用理由と各館個別の利用法(松江歴史館/八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館/兵庫県立歴史博物館)

 


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