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収蔵品管理システム I.B.MUSEUM 導入ミュージアムインタビュー

ミュージアム名

うまく馴染めば、仕事がどんどん円滑になるシステム。
今後はさらに積極的に使っていきたいと思います。
学芸主幹 兼 普及課長 二木 伸一郎 さん
学芸員 中澤 菜見子 さん
学芸主幹 兼 普及課長 二木 伸一郎 さん
学芸員 中澤 菜見子 さん

-I.B.MUSEUM をご導入いただいたのは1年半ほど前ですが、そのずっと前からお付き合いいただいていますね。ありがとうございます。

二木さん:当館の最初のシステムは平成11年の導入で、御社の方がいらしたのはそれより前でしたね。検討段階ではいろいろと教えていただきました。

-18年も前のことで恐縮ですが、ご記憶の範囲で当時のことをお聞かせいただけますか?

二木さん:そのころ当館では、市販のデータベースソフトを使っていたのですが、ちょうどその前年にお隣の歴史博物館がデジタルミュージアムを作っていたこともあって、検討を始めたんです。

-弊社はどんなお手伝いを?

二木さん:美術館の作品管理システムに必要な機能などを教えていただきました。その後、約30社に声をかけて、確か12社くらいからプレゼンを受けたのかな?

-それはすごい、審査するだけでも大変だったでしょうね。

二木さん:そうですね、丸2日間かかったと記憶しています。何と御社のチームは負けてしまったんですけれど(笑)。

-本当に残念でした(笑)。でも、15年前後もお使いになっていたわけですから、システムの出来が良かったんでしょうね。

二木さん:仕様をしっかり作り込みましたから。御社のアドバイスのおかげですよ。

-結果的に、館の皆様がご満足のシステムを手にされたのですから、それで良かったのだろうと思います。それにしても、長くお使いになりましたね。

二木さん:平成12年からハードを3回も入れ替えましたよ。さすがに古くなってきて、「そろそろ新しくしなければ」ということで、I.B.MUSEUM を改めて検討させていただいたわけです。

-ありがとうございます。今回は何とかご採用いただけてよかったです(笑)。


展示室は7つもあり、「美の殿堂」といった趣き。

-システムは、どんな場面で利用されることが多いですか?

二木さん:まず検索ですね。次にどんな作品を展示するかを考えるときなどにはよく使います。実は、ホームページ側の作品データベースを見るんですよ。

-管理システムより公開システムをお使いになるんですか? 何か理由がおありなのでしょうか。

二木さん:ホームページは、どこからでも閲覧できますよね。今のI.B.MUSEUM も同じなのですが、「作品情報はホームページで」という期間が長かったので、習慣化してしまったのでしょう。

-なるほど。長くお使いになったシステムの影響は大きいですね。そうすると、前システムに搭載されていた機能はすべて引き継ぐ必要があったかと思いますが、大丈夫でしたか?

二木さん:ええ、まったく問題ないですよ。

-でも、どこかに使い勝手が違う部分があるのでは?

二木さん:そうですね…。強いて言えば、項目が多過ぎたとか、インターネットで公開する項目をもう一工夫すればよかったかな、とか。

-では、落ち着かれたら見直しましょう。ほかに気になるところは?

中澤さん:そうお尋ねになると思って、ほかのスタッフにも聞いておきました(笑)。

二木さん:いま一番使っているのは彼女ですので(笑)。

-ありがとうございます(笑)。いろいろありそうですね。

中澤さん:ええ、いくつか。まず、人物の情報ですね。

-お願いします(メモ)。

中澤さん:作家や寄託者、友の会会員などに区分できるようになってはいるのですが、当館には「作家でもあり、寄託者でもある」というケースが少なくないんです。そういう登録はできるのでしょうか。

-あ、それは可能です。詳しくお聞かせいただけますか?

中澤さん:元のデータでは、それぞれが別々になっていたのですが、同一人物なので統合したんです。それがうまくいかなかったのかな?

-なるほど。I.B.MUSEUM では、ひとつの人物データで対応できます。データ統合の方法については、別途サポートに連絡させますね。

中澤さん:ありがとうございます。あと、人物データ関連では、友の会の名簿の扱いで少し苦労していまして。

-どうぞ仰ってください。

中澤さん:年度が繰り越すと、新しい会員番号を割り振るのですが、ひとつ前の番号が残るようにしておきたいんです。この場合、一括更新の操作が必要なのでしょうか?

-必要ですね。ただ、1年に1回しかしない操作でご不安でしたら、弊社までご連絡をくだされば、電話口でご説明しながらご一緒に操作をお試しいただけますよ。少し機能に手を入れた方が楽になるかもしれませんので、SEに相談してみますね。

二木さん:細かい部分ではやはりいろいろありますね。でも、取材なのに、こんな話でよろしいのですか?(笑)

-まったく問題ありません(笑)。


国宝・色絵雉香炉。
京都の陶工・野々村仁清の最高傑作です。

-あとはどんなことでしょうか。

中澤さん:寄託作品だということがパッとわかる方法はありますか?

-検索して出てきた結果一覧の画面で分かれば大丈夫ですか?

中澤さん:そうですね、それで結構です。

-その場合は、表示項目の変更をしていただくことになります。いま、やってみましょうか。

二木さん:ぜひお願いします。

-(画面で操作しながら)こうすれば、受入区分を検索結果に表示できるようになります。ユーザお一人ずつ、ご自身で変更できますから、見やすいように設定してみてください。

中澤さん:なるほど、これで大丈夫ですね。あと、図書担当者からの質問なのですが、図書を整理して所在情報を一気に変更したい時、一括でできますか?

-もちろん。一度Excelに出力して、所在の情報を書き換えてアップロードすれば、まとめて書き換えることができますよ。

中澤さん:図書の情報は、Excelに出力して原簿を作ることがあるのですが、I.B.MUSEUM から出力したExcel上で関数でうまく計算できないらしいんです。

-システムから出力するExcelのシートは、Excel側の自動変換を避けるために、先頭にタブを入れる仕様になっているんです。ひと手間かけると、それを外すことができるのですが、私どものフォローが不十分ですね。ご不便をおかけしているようで、申し訳ありません。

二木さん:いえいえ、お気になさらず。図書担当者は図書館の大規模システムを使ってきた経験があるのですが、検索機能などは「丁寧に作りこまれていて使いやすい」と褒めていましたよ。

-それは嬉しいですね、ありがとうございます。であれば、なおさらお邪魔してご説明する機会を増やすべきでした。

二木さん:私たちも、使いこなしはこれからですから。使えば作業がスムーズになる機能が多いことが分かりましたので、今後はさらに積極的に使っていきたいです。

-改めて、皆さんに集まっていただいて操作説明する機会を設けさせていただけませんか? 今日のご質問の印象だと、きっとお役に立てると思います。

二木さん:それはありがたいですね。

中澤さん:ぜひお願いします。

-では、戻ったらサポート担当者と一緒に計画を立ててみます。本日はお忙しい中、ありがとうございました。

<取材年月:2017年9月>

MUSEUM PROFILE

石川県立美術館
石川県や加賀前田家ゆかりの古美術品から日本画、油彩画、彫刻、工芸品などの現代作品まで、所蔵作品が実に充実しています。中でも加賀蒔絵などの大名道具や、九谷焼のコレクションは素晴らしいです。7つの展示室でバラエティに富んだ鑑賞を楽しむことができ、何度来ても見ごたえたっぷり。金沢は昔から美術や工芸が盛んな街ですが、東京国立近代美術館の工芸館が近くに移転することが決まり、今後ますます期待される美術館です。
ホームページ : http://www.ishibi.pref.ishikawa.jp
〒920-0963 石川県金沢市出羽町2-1
TEL:076-231-7580
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