NEWS
2026.03.03
博物館クラウド「I.B.MUSEUM SaaS」の利用館・機関が700施設を突破
早稲田システム開発株式会社(東京都新宿区 代表取締役 内田剛史)では、現在、博物館向けクラウド型収蔵品管理システムサービス〈I.B.MUSEUM SaaS〉(※1)を提供しておりますが、本年2月27日時点で導入館・機関数が700施設を突破いたしましたので、お知らせいたします。

国内ミュージアムのデジタルプラットフォームを目指して
2010年11月にサービスを開始したI.B.MUSEUM SaaS は、この2月末時点で利用館・機関が700施設を突破しました。これは、博物館用の収蔵品管理システムとしては例を見ない突出したユーザ数であり、博物館デジタルアーカイブへの関心が高まる近年は、増加ペースがさらに加速。事実上の「国内ミュージアムのデジタルプラットフォーム」に向けて成長を続けております。
あらゆる規模・館種の博物館に対応するI.B.MUSEUM SaaSですが、もともとは高額な収蔵品管理システムの費用捻出が難しい中小規模の博物館にも導入いただける環境の提供を目指して開発したクラウドサービスです。そのため、初期費用や追加費用、容量制限を設けることなく、将来にわたり全機能を月額3万円のみでご利用いただける完全固定料金制を採用。サービス開始から現在まで、収蔵品データの管理機能に加えてオンラインによる情報公開の関連機能を大きく拡充する一方、学芸業務のサポート機能の強化にも努めるなど、館内外における情報の利活用に強みを増しております。
規模や進捗度に関係なく、あらゆる館に最適な機能と効果を
導入館・機関の700施設の内訳は、規模も館種も多様です。紙の台帳による管理から脱却して初めてのシステム導入に挑む館から、現在運用中のオンプレミス型システムをクラウドサービスに移行したいと考える館まで、導入の契機も目的も実にさまざまです。そこで、I.B.MUSEUM SaaSでは、大きく4段階に分かれるミュージアムのITの活用度について、どのステージにいても快適に利用を開始することができる機能を多数実装しております。
1 管理システムの導入期
初めてシステムに触れる館では、デジタルデータが整備されていないことが少なくありません。そこで、分類や項目をいつでも追加・変更できる機能を搭載。「できた部分から進める」「まずはデータベースを作ってみる」という気軽さで始めることができます。
2 資料データの拡充期
博物館データベースは非常に複雑で、画面を見ただけで萎縮してしまう人も。そこで、誰もが無理を感じることなく入力・編集に向き合えるよう、人間中心設計に基づく直感的なインターフェイスを採用。サポートサイトも充実し、データの拡充を支援します。
3 データの業務活用期
資料データの一部を別の管理画面に自動転記したり、自館専用の書式を直接デザインした帳票を出力したり、検索結果一覧を保存して後で瞬時に呼び出したり。学芸現場を知る博物館専業としての知見から、館内DXに直結する機能も豊富に搭載しています。
4 データの情報発信期
登録データを活用してインターネット上にデジタルアーカイブ公開ページを開設可能。そのほか、音声による展示ガイドサービスを実現する「ポケット学芸員(※2)」などのスマホアプリの活用や、ナショナル・プラットフォーム「ジャパンサーチ」との連携、Web APIを使った外部Webサービスへの情報配信など、多様なスタイルの発信に対応します。
このように、どの段階にいる館もそれぞれに適した機能を利用し、その時点での導入効果を享受しながら日常的な運用を継続することで、デジタル活用のシーンを少しずつ広げていくことが可能。ミュージアム向けのシステムとしては異例となる700施設への導入実績は、あらゆる館に対応可能なこの柔軟性が理由のひとつと考えております。
『I.B.MUSEUM SaaSデジタルミュージアム/デジタルアーカイブ 事例データベース』(※3)
博物館デジタルアーカイブへの関心が高まるいま、デジタルアーカイブの公開に乗り出す館が急増しています。I.B.MUSEUM SaaSでは、豊富なテンプレートからデザインや項目体系を自由にアレンジしながら「自館らしいデジタルミュージアム」を開設できる機能を備えていますが、自由度が高い分、「ヒントやガイドが欲しい」という声が目立つようになってきました。そこで弊社では、I.B.MUSEUM SaaSで構築された公開ページの事例を集めたデータベースを公開。「先輩ユーザが作ったデジタルミュージアム/デジタルアーカイブのカタログ」として、I.B.MUSEUM SaaSのご利用館に提供しています。
「ユーザ数1,000館」時代の到来に向けて
導入館・機関が700施設を超えたI.B.MUSEUM SaaS は、今年度も60施設以上の増加を見込んでおり、ユーザ数は順調に推移しております。博物館法改正でデジタルアーカイブが館の業務として定められましたが、さまざまな事情で着手できないケースも少なくなく、想像以上に多くの館がサポートを必要としているのが実情です。そうした環境の中、I.B.MUSEUM SaaSに期待される「規模や状況に関わらずあらゆる博物館が利用できるプラットフォーム」としての役割は日に日に重要性を増しており、弊社といたしましても社会的な責任を感じております。
国立・県立クラスの大規模館も、予算に限界がある中小規模館も、まだデジタル化が進んでいない館も。すべてのミュージアムが歩調を合わせて文化資源情報の保存と流通に取り組む時代の到来を見据え、今後も品質の向上と機能の充実、各施設への支援強化を目指して参ります。
【関連URL】
※1 I.B.MUSEUM SaaS | https://www.waseda.co.jp/products/saas
※2 ポケット学芸員 | https://welcome.mapps.ne.jp/pocket/
※3 I.B.MUSEUM SaaSデジタルミュージアム/デジタルアーカイブ 事例データベース| https://jmapps.ne.jp/digital_archive_db/
【会社概要】
会社名: 早稲田システム開発株式会社
代表者: 内田剛史
所在地: 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場4-40-17 Foresight高田馬場4F
設立: 1992年7月
URL: https://www.waseda.co.jp/
