「みどころキューブ」は、ミュージアムのコレクションを構成する資料や作品などの収蔵品情報を集約し、多様な切り口で紹介できる新発想のデータビューアです。閲覧者は、特徴的なキューブ(立方体)状のインターフェースを操作し、各収蔵品のテーマや関係性などを掘り下げながらインタラクティブに鑑賞することができます。
キューブの中には、一定の関連性でつながれた資料・作品の画像が浮かんでいます。底面は位置関係、縦軸は時間、側面はテーマを示す三次元空間の中で立体的に配置されており外側からキューブを回して視点をインタラクティブに切り変えながら収蔵品情報にアクセス。気になる資料を拡大したり、詳細情報を表示したり、関連する別の資料に移動したり…と、これまでにない鑑賞体験を楽しむことができます。
入間市博物館 「ALITむかしの道具箱」 https://images.dnpartcom.jp/cube/alit/
デジタルアーカイブの検索機能は、目的の情報にできるだけ素早くアクセスするためのもの。だからこそ、検索精度が高まるほど、閲覧者自身が想定していなかった「思いがけない出会い」は提供しにくくなります。この偶発性は、実際の展示では演出できないものであり、デジタルの強みでもあると言えます。
これに対し、「みどころキューブ」は特定の資料に最短距離で辿り着く検索性ではなく、キューブをくるくると回しながらふと目に留まった画像を開くという偶然性を重視しています。特に見たい資料がなくても、キューブの操作を楽しみながら気ままに資料情報に触れて、ピンと来たものを深掘りする…。知的好奇心を刺激する、ミュージアムらしい閲覧環境を構築することができます。
I.B.MUSEUM SaaSと連携可能な「みどころキューブSaaS型」は、Web APIを介してシステム内のデータをそのままコンテンツへと活用することが可能。資料の解説テキストなどが登録されていれば新たに原稿を起こす必要がなく、登録情報を更新すると公開情報にも自動的に反映されるため、労力を最小限に抑えながら最新の情報発信ツールを使いこなす環境が実現します。また、CMS機能を備えており、配信コンテンツの内容を直接編集することもできます。
※「みどころキューブ」は、DNP大日本印刷の登録商標です。
※「みどころキューブ SaaS型」のご利用には、別途契約が必要です。詳細はサービス提供元にお問い合わせください。
提供元: 大日本印刷株式会社 マーケティング本部 文化事業ユニット
製品サイト: https://www.dnp.co.jp/biz/products/detail/20172728_4986.html
お問い合わせ先: dnp_archive_query@team.dnp.co.jp