2026.05.06
データベースを活かした奥行きあるコレクションページ ~三菱一号館美術館
提供機関 | 三菱一号館美術館
URL | https://mimt.jp/collection/
構築方式 | 館ホームページ・リンク方式
多くの美術館ホームページは所蔵作品の概要を紹介するページを設けていますが、作品データベースを公開しているなら、検索トップへのリンクボタンを設置するだけでは少しもったいないかも。と言うのも、検索結果一覧は「その条件に当てはまる作品群」を意味しますので、代表的なコレクションを紹介するコーナーを設けて検索結果一覧へと誘導する動線を作ることで、サイトとしての奥行き感を演出することができるからです。とてもシンプルでありながら、データベースの存在感をホームページに活かす賢い使い方。ここでは、そんな好事例として三菱一号館美術館のコレクションのページを紹介します。

まず、トップページ上部のリンクから「コレクション」を選びます。表示された方針についての説明のすぐ下に置かれた「コレクションデータベースはこちら」というボタン①をクリックすると、データベースの検索トップが開きます。館の方針を確認したら、それに基づいて収集された所蔵作品を検索できる最短距離の動線が用意されているわけですね。
でも、ここで注目したいのはボタン①の下です。代表的なコレクションを紹介する記事が特集的に並べられており、右側のボタン②から詳細な解説と作品例を閲覧することができます。そして、6つのコレクションテーマのうち4つには「データベースはこちら」というボタン③があり、これをクリックするとそのコレクション分類で検索した結果の一覧画面が。たとえば、一番上の「モーリス・ジョワイヤン コレクション」では、コレクション分類に「モーリス・ジョワイヤン・コレクション」と入力して検索した状態の結果一覧が表示され、そのまま275点もの関連作品の詳細情報へと進むことができるのです。
膨大な数の作品を含むコレクションをホームページで紹介する場合、ただ漫然とすべてを掲載しても利用者の心にはなかなか届きません。そこで、先にコレクションの全体像とその魅力をざっくりと理解してもらった上でデータベースへと誘導すれば、無理なく索引情報を紹介することが可能となります。
シンプルですが、とても効果的な「見せ方」ですね。データベースを活用してコレクションページに奥行きを与える方法、ぜひご参考に。

