ミュージアムリサーチャー

ミュージアムレポート

今年は、ワセダも展示ブースを設置!

展示ブースにお越しいただいた皆様、
ありがとうございました。

去る11月20日・21日の2日間にわたり島根県民会館で行われた、財団法人日本博物館協会主催の「全国博物館大会」。ミュージアム業界にとっては年に1回の大きなイベントですが、今年は「地域に活きる魅力ある博物館への新たな出発」というテーマで開催されました。

ワセダの社員の皆さん、お気づきですね。これはまさに、当社が日ごろから掲げているスローガンそのものではありませんか! 今年のテーマを見た瞬間、「これは積極的に支援するしかない」と考えて、今年は当社もブースを設置させていただくこととなりました。

手作り自前パネルがメインのささやかな展示品をひっさげて、当社からは3名が参加。お陰様でブースにはたくさんの方にご来訪いただきました。館数にして50館弱の方々としばしの意見交換をできたことは、非常に有意義でした。

さて、肝心の大会ですが、今年も充実した内容となりました。参加者数は前年より少し参加者数減とのことでしたが、250名ほどの関係者の皆さんがご来場になりました。各ミュージアムの館長方が一堂に会するイベントはそう多くないので、貴重な情報交換の場。懇親会も含めてとてもアットホームな感じで、一参加者としても楽しむことができました。

 

シンポジウムでは、会場が感動の拍手の渦に!

プレゼンテーションでは、 松本まるごと博物館事業を紹介しました。

当社は、先ごろ業務提携を発表したインフォコム様との合同プレゼンテーションの場をお借りすることができました。ブース内での対応がメインとなったため、残念ながらシンポジウムやパネルディスカッションなどのプログラムのすべてを見学することはできませんでした。交代でブースを離れ、私は「地域に活きる魅力ある博物館」というテーマによるシンポジウム(3名の講師が全員当社のユーザ館様!)を見学することができました。

シンポジウムでは、館と地域の人々で協力体制を築くことの重要性が浮き彫りに。3館とも、懸命な取り組みを続けておられるご様子で、改めて頭が下がる思いでした。また、お話の中では、館の努力に対して会場が大きな拍手に包まれるシーンがありました。シンポジウムで感動の拍手が沸き起こるなんて、珍しいのでは? この光景からは、ミュージアム各館の「想い」がリアルに伝わってきて、グッときました。

大会終了後、主催者に講演録の発行をお願いしたところ、他からも依頼があったとのこと。「地域に活きる魅力ある博物館への新たな出発」というテーマは、まさに今後のミュージアム業界のスローガン。当社もこれまで以上に貢献しなければならないと決心を新たにする、すばらしい大会でした。


【参考サイト】
財団法人 日本博物館協会
http://www.j-muse.or.jp/

松本まるごと博物館
http://www.matsu-haku.com/maruhaku/